接ぎ材と集成材の違い
ブログ 2023.02.19
湘南地域を中心に無垢の木を使ってリノベーション・リフォームのご相談をお受けしております神奈川エコハウスの内島です。
今回はお客様からお喜びの声を多くいただいている造り付け家具の板材である巾接ぎ材について、お伝えしたいと思います。
自分の家に造り付けの家具がある事は誰もが憧れる事ですよね。キッチンカウンター、スタディコーナー、TV台、洗面カウンターなど自分好みにデザインが出来る事は幸せな事だと思います。普通は狂いなども少ない集成材(細かい木を集めて接着した板)を木板として造り付けるのが一般的ですが、カナエコでは集成材ではなく巾接ぎ材を使って造り付け家具を製作しています。無垢のダイニングテーブルなどにみられる板の接ぎ合わせです。見慣れない方には一枚板と間違えられたりもします。少しマニアックですが、簡単に巾接ぎ材の製作をご紹介いたします。
-thumb-300x168-thumb-350x196-thumb-300x168.jpeg)
-thumb-300x168-thumb-350x196-thumb-300x168.jpeg)


①:接合強度を増す為、接続面にビスケットと呼ばれる薄い木を挟む溝を加工します。
②:ビスケットを挟み、専用のりを塗っていきます。
③:接ぎ合せの瞬間
④:クランプで均一に固定して、最終的に表面を削りツルツルにして完成
お客様から家具のご要望をデザインさせていただき、自社提携工場にて接ぎ材を発注して製作しています。板材の寸法に無駄がない為、「思っていたより安かった!」などの声もよく耳にします。どの板もそれぞれ美しい木肌・表情があって、段々と愛着が湧いてくる板材となっていきます。また杉や桧などは長く香りを楽しめたり、飴色へと経年変化していく過程も楽しめます。

-thumb-300x533-thumb-600x1066-thumb-300x533-thumb-325x577.jpeg)
カウンターとしてお使いいただく面には天然のオイルを塗ります。既存宅の木枠色が濃い茶色の時には、自然塗料で着色も可能です。また、天然木の接ぎ板は施工後に乾燥収縮する事もありますが、その際の対応策なども十分に経験しております。
造り付け家具のみのご相談もお受けしておりますので、お問合せをお待ちしております。
お問い合わせCONTACT
(受付時間 AM9:00〜PM18:00)