【 茅ヶ崎の小さな木の家 】木造軸組工法
ブログ 2026.06.16
湘南地域を中心に、無垢の木を使った心地よい注文住宅・リノベーションをお届けしている神奈川エコハウスです。今回は、私たちの家づくりのベースである「木造軸組工法」についてお話しようと思います。

木造軸組み工法とは、柱と梁を組み合わせて建物を支える、日本の伝統的な建築工法です。大きなメリットとしては「設計の自由度が高いこと」が挙げられます。そのため、将来のライフスタイルの変化に合わせた間取りの変更がしやすいのが特徴です。
この自由度の高さは、リノベーションでも大きな強みになります。もし既存の建物が木造軸組工法であれば、それが他社さんで施工された住宅であっても、私たちの得意分野です。柱や梁をしっかりと補強することで、壁を取り払って広い空間を作ったり、自由な間取り変更が可能になります。

また、耐震性についても、昔の基準で建てられた古いお家を今の厳しい基準に合わせる「耐震リノベーション」が可能です。簡単にとまでは言いませんが、お家を丸ごと建て替えることなく、今の暮らしに安心なレベルまで耐震性能を引き上げることができます。
現在工事が進んでいる「茅ヶ崎の小さな木の家」も、まさにこの木造軸組工法で建てられています。ここで、現場の写真をよく見ると、柱の真ん中にすっと縦に溝が入っているのが分かりますでしょうか。

これは「背割り(せわり)」と呼ばれる、昔からの大工の知恵です。乾燥していない生木(なまき)の柱は、家が建ったあとも空気中の湿気を吸ったり吐いたりしながら、ゆっくりと乾燥していきます。その乾燥の過程で、木はどうしても表面が引っ張られてパキッとひび割れを起こしてしまう性質があります。あらかじめ見えなくなる裏側の面に一本の深い溝(背割り)を入れておくことで、木が乾燥によって動いたときの力を逃がし、他の見える面に大きなひび割れが入るのを防ぐことができるのです。
柱の傷のように見えるかもしれませんが、これも家を永く保つための大切なひと工夫。木という生き物を相手にするからこその、伝統的な工夫が随所に詰まっています。
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